言わずに頑張るってカッコいい
人との共有や、自己成長のことですこし思いついた事がある。
最近の世の中はコロナ以前も含めて共有しやすい時代になっている。
美味しい食べ物の写真をアップしたりとか幸せを共有できるというのはあるけど、
その他にも、自分が今『どれだせ頑張っているか』『どんだけ辛い状況にあるか』も共有しやすくなっている。
自分は結構そういうことを衝動的に、無意識的にやりたくなってしまう。自己承認して欲しい力が湧いてきてしまう。
だから、僕は本を読み終わった後とかに写真を撮ってしまう。
どこか走りにいって、山に登って写真を撮りたくなってしまう。
決して写真を撮るために山に行くわけではないのに、ポケットにはスマホ、どこか綺麗な、映えるスポットはないかなと考えて、目の前に壮大な景色が広がっているというのに、スマホカメラ越しの風景に必死に目をやっている。
悲しい現実。
多分みんなもそう。
最近の友達のインスタを見てると大学生とか特に、
『レポート大変ですよストーリー』
『医療系の課題大変ですよストーリー』
『プログラミングっていうかなり難しい分野だけど頑張ってますストーリー』
こんなのがちらほらある。
僕もさっき例えに出したのとは別に、
『本読み切ったよおれ頑張ったよストーリー』
『zoomで100人集めて喋ったよ、おれすごいでしょストーリー』
とか、
ストーリーには出してないけど、"自分は今こんなに辛い状況に身を置いていて頑張っている!"ということを誰かに伝えたくなってしまう。
こんなことを冷静に分析したときに、『昔は』とか、その業界、分野での『本物の人』『流れを生み出す人』っていうのは絶対に、
物事にしっかり向き合っていて、なおかつ、
それを誰かに言おうとしないし、アピールしようとしていない。
『おれ頑張ってますよ』って言っている人ほど全然やってなかったりする。
『やってる自分かっこいい!』っていうことに囚われて、その類のストーリーを上げるまでのストーリーの文体、写真の写り方を考えたり、それを上げた直後に必ず次の行動に移せてないと思う。
これだけのストーリーを上げたんだから誰かが見てくれるだろうな、何か反応が来るだろうな、ってことに気がいって尚更だろう。
逆にいうと、そこまで含めて意識して、『おっ、持ってかれないように、次の行動をしよ、』って思えたらストーリーとか使ってみるといいかも。
それか、ストーリーを上げた“後"の行動を具体的に紙に書いて、間(魔)を空けないこと。
絶対に承認欲求に襲われて、そのままスマホにエネルギーも時間も捧げることになるだろう。
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そしてその他に思うこと。
結局周りの環境だと思う。
誰かお互いに高められる人のストーリーを見て触発されるならいいと思う。
『僕頑張ってますよ』『〜辛い、大変』っていったところで、アップしたのは何者でもなく“自分"
"自分"の価値観とか、"自分"の基準での頑張りを上げているだけであって、周りも鑑みないとただの自己満足で現状維持、全て自分の範疇にしか、頭で考えて、手が届く範囲にしか伸ばせない。
例えるなら、『受験を控えた高校生』
Aくん『いやぁ、おれ昨日4時間しか寝てねぇんだよ!』
Bくん『まじか!www 何してたん??』
Aくん『スマホでずっとウイイレしてて、 気づいたら3時になってたさ。それで勉強時間1時間wwww』
Bくん『いや、おれ30分だって!1時間やっただけでもすげぇよ!!』
みたいな、
"勉強は1〜2時間すればいいんだな"っていう基準が彼らの環境だから、6人グループの中で3人が10時間やってないと彼らの基準は変わらない。
成績のいい人っていうのはやたら自分が頑張ったことを言わないからどんどん差が生まれてく。
いきなり社会人になったときの成長具合にも繋がってきそう。
必死にsnsで『これだけ頑張った』っていう基準を出して、自分のフォローしている人の中で、自分のクラスの中で同じくらいだったら安心して、劣っていたらその基準まで持っていって、
結局ずば抜けてる人とか、職人とか、アーティストで1流の人たちは、自分の基準を言わないし、
基準とはなにか、存在すら考えたことないのかもしれない。その人だけの世界だから。
結構snsに対して否定的に書いたけど、まぁ自分もinstagramerとして投稿していくし、自分や他人が出す無意味なストーリーも見てしまうと思う。
でも自分がフォローしている人から刺激をもらうことも沢山あるし、メンター的な存在もある程度フォローしている。
snを見て時間を浪費して、やる気まで削がれて嫉妬心、ネガティブになるくらいなら、どうでもいい人はストーリーを非表示にしたほうがいいのかも、
すごい支離滅裂な文になったけど、結局必死に1日に向き合って、snsを触る時間すらないってのが一番だよね。
そして頑張っているってことを言うことすら恥ずかしいっていう気持ちでいたい。
頑張っているというよりは、自分を知らない人に対して、これから会っていくカスタマーとかに対して、『あ、この人の世界観いいな、こんなバックグラウンドを持っているんだ』っていう意味での自分のブランディングをするツールとして使っていくことが、これからの時代はsnsで顧客をゲットしていく社会で必要な活かし方かもしれない。
まぁ活かすにも、結局自分ができてないと、上っ面だけで、必死に投稿したり喋ったところで本物にならないのは事実。
コツコツ、でも前ばっか見ないでたまにはこういう風に文章にしてまとめたり、客観的にみていこう。
頑張ろう。